トーストマスターズの教育プログラムにおける学習課程は、コミュニケーション課程とリーダーシップ課程に分かれており、会員はそれぞれの課程ごとに用意されている教本に従って、プログラムを実践します。最初に取り組む基本マニュアルには両課程ともに10の課題が設定されており、段階的に課題をこなして全過程が修了すると、コミュニケーション課程ではCC(Competant Communicater)、リーダーシップ課程ではCL(Competant Leader)の認定を受け、表彰されます。
コミュニケーション課程は、話し手としての能力を高めるための課程で、CCを受賞した後、3段階に分かれた上級マニュアルの各課題を終えることで、AC(Advanced Communicater)の認定を受け、順にACB(銅)、ACG(銀)、ACG(金)として表彰されます。
リーダーシップ課程は、指導者としての能力を高める課程で、CLを受賞した後、2段階に分かれた指導者要領を満たすことで、AL(Advanced Leader)の認定を受け、順にALB(銅)、ALS(銀)として表彰されます。指導者要領とは、クラブやディストリクトの役員を務めたり、指導者向けマニュアルを修了させることなどです。
そして両方の課程を修了することで、トーストマスターズの最上位の表彰であるDTM(Distinguished Toastmaster)の認定を受け、表彰されます。DTMを受賞するまでトーストマスターズを続けられるか、CC,CLの認定で満足されるかは、各会員の目標設定次第です。